Feminist Zine Collective

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フェミZineコレクティブ

ダンワら連(2015)、 黙ってら連(2016)、 NoWar連(2018)、 homeら連(2019)

黙ってら連 「軍隊・基地いらない 性暴力NO!」 スタンディングアピール

 沖縄では、このかん、元海兵隊米軍属によって尊厳と命を奪われた方の追悼、抗議の集会、米軍基地に対しての阻止を表す行動がなされています。

米軍嘉手納基地前で、キャンプ・フォスター司令部前で、キャンプ・シュワブ前で、キャンプ・ゴンサルベスで。報道やネット上にあがっていないところでも、何かかしらの集まり、行動が持たれているのだと思います。6月19日には県民集会も開かれます。

この日、新宿でわたしたち「黙ってら連」も、それぞれの思いをもってスタンディングアピールをしました。

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黙ってられないぞ、黙らさせられないぞ、(沈黙していても)黙ってるのではないのだぞ、そんな思いで集まったひとたち。「黙ってら連」です。

プラカード、バナーには、
「沖縄の女性たちと怒りをともに 
軍隊のある限り続く 性暴力被害はもういやだ! 沈黙の怒りを受け止めよ!

「基地いらない 性暴力やめろ」

「No rape! No military! No base!」
などと言った言葉が。

道行くひとに、事件のこと、そして沖縄で追悼・抗議の集まりがもたれていることを知ってもらうために、新聞のコピーや、以下の集会チラシ、キャンドル(風が強くて灯が消えてしまいましたが)も持参しました。

「元米海兵隊兵士の事件被害者を追悼し、米軍の撤退を求める集会」

http://www.projectdisagree.org/2016/05/522.html 


途中、他言語話者の方に、写真を撮ってよいですかと尋ねられ、このスタンディングの趣旨を話そうとしたら、
沖縄での事件、ニュースを見て知っています。この取り組み、いいですね。
と言われました。

一時間くらいスタンディングをしていましたが、黙ってら連のひとりが、スケッチを始めました。
「ZINEつくろうと思って」
スタンディングしている間に、ZINEのページがどんどんつくられていきます。
完成か?と思ったところで、宿題を持ち帰るひとも出て、ZINEを手にするのはもう少し先になりました。


「この事件を知って傷ついている」、「わたしだったかもしれない」
それは、決して他人ごとにはできない、「わたし」が生きる日々のなかで、いつも隣合わせです。
家で、学校で、職場で、路上で。暮らす場において、放置された性暴力に、向かい合わせにさせられている。そんな言葉が、黙ってら連のひとりから発せられました。
だからこそ、この事件を知って傷つく「わたし」がいるし、互いに手当が必要な「わたし」がいるし、こうして性暴力にNOと声にあげたい「わたしがいる、のだと思います。
もちろん、米軍基地が沖縄に集中し、軍隊のもつ暴力にさらされ尊厳・いのちが奪われ続けていて、それは戦前から今に至る日米軍事体制による支配という暴力を沖縄は振るわれ続けているのだということ、そのことに、関東に暮らしここに立つ「わたし」として向き合いながら。

スタンディングアピールはまた次回へと続きます。

NO!性暴力 軍隊・基地にNO!