飛び立つ蝶(黙ってら連ZINE)
あの日から、何年。あの時から、何年。
軍隊・基地があるゆえに起こった事故から何年、軍隊から受けた性暴力から何年、日本軍による性奴隷制度と、慰安婦にされた女性たちが声をあげてから何年。様々な「あれから何年」という重み、いまに続く軋みが、わたしのなかを駆け巡る。
去年、元海兵隊員・米軍属により女性がレイプ殺害されるという痛ましい事件が起きた。その際に、抗議と追悼のスタンディングをし、できたZINE。
黙ってら連 「軍隊・基地いらない 性暴力NO!」 群蝶のスタンディングアピール 第2回 - ダンワら連
今年4月には、「沖縄の元海兵隊員による性暴力殺害から1年 基地・軍隊はいらない!4.29集会 デモ」(主催:基地・軍隊はいらない!4.29集会実行委員会)に、スタンディングでアピールした時の蝶たちを持って、黙ってら連からも参加した。
ZINEは、先日再び結集し、沖縄のこと、東京オリンピックのこと、そこからあふれでる抑圧や排除、海外のフェミニストとのパワフルな行動とつながり、そんなあれこれを話しながら再販した。
一部は香港のフェミニストたちのもとへ、またプエルトリコへと飛び立っていき、一部はIRREGULAR RHYTHM ASYLUM http://ira.tokyo/ に置かせてもらい、また手から手へと飛び立っていきそうだ。
「あれから」に想いを寄せつつ、「あれから」いまに続く時を生きつつ、黙っていないぞというアクションは小さくても続いていく。飛び立つ蝶とともに。
(そら)